すたすた

2001年9月25日 サイエンス
今日の試験から抜粋

     
ある人から見て「同時」なことは、動いてる違う人から見ると「同時」には見えない
     

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電磁気学3

「競歩とは、いずれかの足が常に地面から離れないようにして歩くことを言う」(日本陸上競技連盟ルールブック’97および’98。注意参照)現在の競歩競技における世界記録は、たとえば男子50kmの種目においてはスピツィン(ロシア)が保持しており、その記録は3時間37分26秒である。ようするに、同時に両足が空中に浮かないようにしてできる限り早く前進すればよいのである。
 さて、世界記録がこのまま順調に更新されていけば、未来において足を動かす速度はどんどん速くなり、やがて(ほぼ)光速cまで達すると期待されよう。図1は夢の世界記録の「足取り」を記録した仮想的世界線図である。(中略)この動きを順次続けていくと、競技者の平均的速度はc/2であることがわかる。

(1)相対論においては「同時」という概念は観測する慣性系に依存する。もしこの足取りを競技者に付随した慣性系(v=c/2)から観測すると両足が同時に空中に存在する時間帯が存在しないだろうか?(後略)

(2)「相対論的競歩国際規則委員会」は上記のような不定性を除くためにルールを次のように改正した。それによると新ルールは「競歩とは、いかなる慣性系においても、いずれかの足が常に地面から離れないようにして歩くことを言う。」となっている(後略)

(3)新種目、3×10^8m競歩に対する世界記録(地表時間)を求めよ。また競技者自身に付随する腕時計での記録を求めよ

(注意)競歩の規則は、これ以外に「前足は、接地の瞬間から垂直の位置になるまで、まっすぐに伸びていなければならない。」との項もある。勿論、この問題とは全く無関係である。
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競歩についてひとつ賢くなった試験でした。

この先生は日頃からこんなことばっかり考えてるんでしょか。こういうしょうもない問題を頻繁に出す人だし。前はドップラー効果かなんかで信号の色が変わって見えて交通違反になるかならないかとかそういうのもあったし。バカだね〜(笑)

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