正月にNHKでノーベル賞受賞者を集めた対談があった。
小柴(ニュートリノ天文)・野依(不斉触媒)・江崎(江崎ダイオード)の3人で、モーツァルトとアインシュタインのどちらが天才か、などのテーマでマターリだべってはりました。そういえば伝導アセチレンだったかの人ってあれっきり見ないなあ。名前も覚えてないけどヽ(´-`)ノ

アインシュタインは自然の(現状では)正しい姿を見出し定式化したが、自然法則という同じものを見つめている限り、アインシュタインが見つけなくても遅かれ早かれ他の誰かが見つけたはず。一方モーツァルトは、自分の内面を自分の感性によって音楽として表現したので彼以外には再現不可能。ゆえにモーツァルトの方が天才である、というのが小柴氏の意見でした。

野依氏は、人間の精神活動もメカニズムが解明されつつある今、心も自然の一部であり、相対論も作曲活動も元来同じ領域のものであるはずだから優劣つけがたいみたいな感じでした。

江崎氏は何言ったか忘れました(爆)

個人的には原則小柴さんに賛成。相対論もアインシュタイン1人で作り上げたわけじゃないし。

まあそれはさておき、先日ブルーバックスの「ニュートリノ天体物理学入門」(小柴著)を買ってみた。キンピカの帯に「中2の孫娘が1/3を理解、その母親は1/2を理解できた」みたいなのが書いてあった。

・・・もっと普通レベルの人でサンプリングしてください(泣)

さすがに僕はさらっと読んでも8割がた分かるけど(というのも知ってることの再確認だから)、これはいきなり読んでも無理でしょ。1章の昔話はいいとして、本論入って3ページ目にクォークとレプトンのファミリーを見せられたら普通の人はそこで止まる(笑)ターゲットにする読者層をどこに想定してるのかはわかんないけど、ぱっと見で引かれないような配慮はあってもいいのでは。ニュートリノに3種類あるんだったら、記号で書く前にだんご3兄弟みたいな絵を書くとか。

♪串にささってニュートリノ

ニュートリノは串に刺さるのかと小一時間
続きは帰宅後

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