ワイドスクランブルで見たんだけど、英語の辞書の発音記号が難しいからかな表記を併用するらしい。

高校生の辞書で。

これはふざけてるなあ

英語をかなで読ませるとは・・・高校にもなって発音記号くらい必要を感じたんなら勉強せい。

カテキョやチューターのバイトでずっと言ってきたことなんだが、"apple"を「アップル」と読んだ時点でそれは英語じゃないんだよね。発音記号どおりに読んで初めてそれは英語になる。

英語のできない生徒をいろいろ見てきたけど、英語と日本語が別言語だということが分かってないやつが多い。別言語だから、語順も違うし、一つ一つの音も日本語のものとは違う。さらに日本語の単語と英単語が1対1に対応してるとは限らない。辞書における発音のかな表記は脱日本語感覚を阻害するだけだと思う。

中学生用の入門辞書でかな表記が使われてるのは知っている。英語に対するハードルを低くする気持ちはわからんではないので仕方ないとしても、授業等において上記のようなことを補足すべきだろう。っていうか単語といっしょにその発音を教えるんだからそのときに随時発音記号も教えればいいんだが。

実際口に出す発音がどれくらい正しいかはネイティブに聞かないと分からんが、頭の中で読むときは正しい発音で読んでるつもりでやってほしいなあ。日頃からちゃんと読んでたら、「発音・アクセント問題集」なんかやる必要全くないし。
しかし授業とかで当てられてマジ発音やるとまわりが引くので危険(を

英作文とかやらせると脱日本語してないのがよく分かる。うちの生徒の場合だけかもしらんが(笑)前から一語ずつ英語に変換していってそのあとで並べ替え、というのが基本的な作業。日本語を直訳するため品詞は無頓着、それを並べるだけなので当然文構造破綻。

僕が採点官なら、文構造破綻はほぼ0点にする。だって英語になってないんだもん(笑)英語の文は5種類しかないんだからそれのどれかにはなっていないと英語として認めん。

あー、なんか生徒への愚痴になってきたからやめよう(笑)もっと言いたいこと歩けど(を
マクドのトレーにのってるシートに漫画が。

娘「マックのコーラっておいしいね」
母「マックの飲み物は一番おいしい温度に調節されているのよ」
娘「すごーい」

オチは忘れましたが(を
調節っつっても氷をざくざくと入れたら0℃以外に実現不可能では…それがおいしい温度なのか。アイス系ドリンクはすべからく0度が適温なのか

昨今子供の学力が低下してると言われてますが。
我々も大学で「学問に対する冒涜」と言われたこともあるが(を
いやー、ほんと落ちてるよね。
常識レベルをクリアしてないと言うか。
なんか勉強以前の段階で倒れてる感じ。
日常生活で支障が出ないのかが不思議で仕方がない
そういうやつの成績がクラスで上位ってのも間違ってるよな。

教職科目の講義で、新しい指導要領で実施される「総合学習の時間」についての話を聞いた。内容は各学校に完全に委託されていて、学校の個性を出すことが出来るのがいいところ、みたいな話だった。
んで、配布された資料には例として滋賀県の某公立中学の総合学習の時間の内容が載っていた。

その名も「BIWAKO TIME」(爆笑

で、その内容がちらちら書いてあったのだが
「琵琶湖の今を生きる人々」「琵琶湖に息づく伝統と文化」「琵琶湖の今、そして未来」「湖を持つ世界の国々の自然」「湖と暮らす世界の人々」…

著しく社会科学系に偏ってる気がするんですが。
前半なんかほとんど小学校でやる話やん。県民なら琵琶湖と滋賀県のこと習うだろうに。

だいたい、こういう中途半端な時間があまってるんやったら、理科の実験とか体験学習に当てればいい。理科離れが進んでいると言われる今日において、実際に体験してみるとまた見方も変わると言うもの。爆発とか燃えるとか派手な実験なら興味も引くだろうし見たことも忘れないもんだ。理科=暗記の図式が理科嫌いを推進してるような。教える側としては「おぼえとけー」が楽だろうけど。それは教えてるとは言わんよな。職務怠慢でっせ。(まあ覚えるしか仕方ないこともあることは確かだが)

理数は何かと世間から距離があるように感じられるのは悲しいもんがあるなあ。クイズ番組でマニアックな歴史の問題は出てもマニアックな自然科学の問題は少ない。せいぜい生物・地学がいいとこ。

自然科学はおもしろいでっせ
ただし、生物は除く(偏見
そろそろ学年末ということで、出席のない授業でも試験のことを言い出すだろうということで、第一回しか出席してない教職科目の授業に出席。

そしたら映画「奇跡の人」の続きを見るらしい。ふむふむ。ヘレン・ケラーね。確かにすごい人だよなあと思ってると先生がぼそっと「奇跡の人ってのは昔はヘレン・ケラーのことだと思ってたけど、年を取るにつれてサリバン先生のほうが奇跡の人だと思うようになりましたね」と。これは目からウロコ賞。確かにそうだー。よく教えたよね、とこの段階ではこの程度の認識。

さてビデオを見始める。うーん、映画見るのって久しぶりだなあ(関係ない 実はヘレン・ケラーの話ってそんなに詳しく知らないんだよね。小学生向きの伝記で読んだ程度。しっかし、あれほど激しい格闘教育が行われていたとは・・・

途中からだから適当なこというかもだけど。ヘレンはサリバン先生がくるまでは周りの大人たちから同情こそかけられていたがそれ以上のことはなされてなかった。目が見えないんだから、とか、普通じゃないんだから、とか。そうやってペット扱いして甘やかされてきたヘレンに全力で正面からぶつかっていくサリバン先生。暴れるヘレンにつかみ掛かっていくその姿に圧倒されたー。ヘレンってこんなに暴れてたんやね。そんなことも知らんかった。

手話(?)でもって言葉のスペルを教えていくんだけど。言葉は覚えてもその意味をヘレンが理解していないことをサリバン先生はわかっていて、それを何とかわからせたいと懸命に教えていくのだがなかなか進まない。「言葉が分かれば過去や現在の物語が教えてあげられる。言葉があれば頭の中のことを伝えることができる。死んでも残っていくのよ」(うろ覚え)って言うセリフがかっこよすぎ。

ビデオはヘレンが"WATER"の意味理解したところで終わるんだけど。なんかしっかりヘレン&サリバン先生の話を知りたくなったーー。

今日びここまで真っ向から生徒に向き合ってる先生っていないよな。つーか、今こんなんやったら体罰で訴えられそうだが(を

多少の体罰は肯定派です。口で言ってわからんやつは体で覚えさせましょう。限度をわきまえないから問題が起こるんだ。

こうやって大学通ってて、物理やゲームの事が人より詳しくても、こんなことも知らんのかーと空しさを覚えないでもない今日このごろでした。
そろそろセンターですなあ。
受験の想い出をひとつ。

あれは防衛医大を受けたとき。
当時滋賀県民でありながら京都の予備校に通っていた僕と友人K。防衛医大の入試は11月ごろにあるので、ちょっと遊びで受けに行くかということで。(受験料無料なので・・・)申しこみが自衛隊の出張所ってのがなんともだったけど。京都のど真ん中にある出張所で2人で申しこみ。試験場は滋賀県の自衛隊駐屯所(?)を希望。わざわざ京都に来る必要無いもんね。

で、会場下見して、当日。寒い。
試験場に2人でえっちらおっちら行くと、自衛隊の車で送ってもらってる受験生がいるじゃないか。
よく見ればうちら二人だけやぞ,歩いて来たの。
不審に思いつつも部屋に入る。激寒。
旧式のストーブが寂しく炎をちらつかせているが一向に温まる気配無し。そこへ毛布が運び込まれて来た。え、コレ使えって?(笑)
5分後・・・自衛隊毛布に身をくるんだ受験生10名余りがソコにはおったとな。

昼休み。(まだ毛布)昼食持参したうちら2人。
ところが!!
他の連中には弁当が支給されているではないか!!
なんだ,この差別わ!!
くくう!他の連中との違いはおそらく京都で申し込んでしまったこと。こんな惨めな扱いを受けるのなら滋賀県で申しこめばよかったとおもいつつももう遅し

かくして。我らの友情は深まったが自衛隊に対する不審を抱いたまま試験は終わり(爆)
見事に二人揃って1次不合格とあいなりましたとさ。
まあ、行く気無かったからいいんだけどね(負け惜しみ
理数の嫌いな生徒が増えているという。

理科や数学って、歴史や古文より日常に密着してると思うけどなあ。
そもそも理科や数学のいわゆる自然科学って日常から発生した学問だし。

競馬や競艇の3連単の組み合わせ数やスロットの確率や期待値・・・(を

カテキョウやってて思うけど、苦手な人ってのは日常とのリンクができてないように思う。一次関数ならっても教科書とテストの中だけの世界って思ってたりね。方程式は解けても文章題ができないとか。

これって本末転倒なんだよね。文章題に書かれてるような状況に昔の人がぶち当たって、それを解決するために方程式が生まれたってのが歴史の流れでしょう。問題設定の状況に身を置くことが出きれば、解決の道は見えると思うんだけどなあ。

理科については中学では暗記がほとんどってのがいやだったなあ。天下り的に公式与えられるのっていや。「これ覚えましょうね~。はい、これも覚えましょ~」っての一番嫌いです。だから、社会嫌い(笑)

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